第38話「ルナがおもーい!!」
氷の女王がラビに手渡したペンダントは、V-メイ、V-イマックと並ぶ三大魔法使いのV-ラーマスの紋章だった。かつて邪動族がラビルーナに攻めてきたとき、ラーマスはメイとイマックを月面に逃した後、行方知れずになっていた。ラビとラーマスの関係が気にかかるまま進んだ第1エリアは荒んだ世界だった。聖地ルナを持ち上げて支える青銅の巨人は、肥大化するルナを懸命に支えているが、今にも押しつぶされそうな様子で、大地たちを聖地ルナにあげることもできない。大地たちが廃墟のような町にやってくると、そこには心がすさみ、長い耳を小さく丸めて縮こまった人たちがいた。出会った少女アーヤに話を聞くと、かつては聖地ルナから大地のオルゴールと同じ音楽が流れてきており、第1エリアの人々は楽器を奏でて巨人に聞かせ、それが巨人に力を与えていたという。しかし邪動族が攻め込んできて聖地ルナからの音楽は途絶え、人々が持っていた楽器も奪われてしまったという。オルゴールの音楽を巨人に聞かせて活力を取り戻してもらおうと、巨人にも音楽が聞こえる野外音楽堂までやって来た大地たちをシャマンがワイバーストで襲撃。大地がスーパーグランゾートで応戦するがかなわない。さらに現れた武者メタルがラビを捕獲。シャマンはさらに青銅の巨人に音楽を聞かせないように、大地からオルゴールを奪って、武者メタルはとともに闇の魔法陣へと消えて行った。