『魔動王グランゾート最後のマジカル大戦』後編
大地たちがフィエナに連れられて来た場所は、ラビと母親のサユリ以外には滅んだとされていた高耳族の集落だった。そこで大地たちは高耳族の族長アルガと会い、岩壁に作られたもう一体のグランゾートを発見する。アルガは光の塔と対になる闇の塔のツインピークスを復活させて、アルテミナパワーと呼ばれる超エネルギーを得、耳長族との因縁をはらそうとしていた。同じくアルテミナパワーを狙うグルンワルドたちが高耳族の集落を襲撃。グルンワルドは全宇宙を征服するためにアルテミナパワーを手に入れようしていたのだ。ゼラガーのサイクロブスとバラドーのギガンティスをラビとガスがアクアビートとウインザートで迎え撃つが、その間に闇の塔は復活し、グルンワルドがアルテミナパワーを手に入れようとする。しかし発動させたのは、大地とフィエナの純粋に人を思いやる心だった。そのパワーを受け、石像のグランゾートがハイパーグランゾートとして出現し、大地とともに邪動族に立ち向かう。ハイパーグランゾートでも倒せないグルンワルド。アルガは、大地の純粋な心により、憎悪にとらわれていた自分の間違いに気付き、グルンワルドを道連れに消滅。再び月には平和が戻った。
高耳族と耳長族は和解の道を選び、ラビルーナに帰っていく。大地とガスは晴れ晴れとした心で彼らを見送るのだった。